ちょっと一息
春の彼岸
2023-03-18
本日3月18日より春の彼岸に入りました。
彼岸とは、春と秋に2回あるのですがそれぞれの意味があると言われております。
(諸説ありますが)
そもそもの意味合いとしてご先祖様を御供養するのは変わらないのですが…
彼岸とはインド・中国仏教には見られない日本独特の先祖崇拝信仰から
成り立っていると言われております。
元々はサンスクリット語「パーラム」の意訳であり、
仏教用語として「波羅蜜」の意訳である「至彼岸」になると言われ、
その結果「完成する・成就する」という意味につながるとされています。
この世は、欲・煩悩・苦しみ・迷いのある煩悩の世界→「此岸」
あの世は、上記のものがない悟りの世界→「彼岸」とされています。
そして、春分の日は彼岸の当たり日になります。
これは太陽が真東から上り真西に沈む日→此岸と彼岸が一番接近するタイミングという事で
先人の冥福を祈り、仏供養、墓参りをするというのは慣わしになっております。
田村寺でもいつでもお参りいただけるようにしておりますので
ぜひ想いを馳せにご参詣ください。
田村寺のお坊さんより