ちょっと一息
奉納餅つき2019(復興祈願餅)
2020-01-08
大変遅くなりました…
しっかり書こうと張りきっておりましたら今になってしまいました。
田村寺は毎年恒例で電動ではありますが、餅つきはしておりました。
昨年物置を掃除しておりましたら石臼が出てきまして、記憶を辿りますと60年ぐらい使ってなかったそう。
そんな中、いつの日か手つきの餅つきをしたいと胸に秘めておりました。
「じゃあ令和元年からやろうではないか」
「そしたら何か意味のあるものにしよう」と言う事で、お寺ならではという事で
一つには日本文化の継承、そしてもう一つには復興の応援という事で
この二つを目標とし動き出しました。
日本文化の継承は、言うまでもなく
現代便利な時代になり忘れかけられた事などにもう一度目を向けたいと言う思い
そしてお寺は年代を問わずにたくさんの方々が出入りくださるので
先人の知恵の継承も可能かなと
そしてもう一つは東北・福島の復興を応援。
私達が今できる一番の応援は、やはりその地の物を利用する事だと思います。
そんな中、「なぜ福島?」と思われる方もおられましょう。
実は当山は福島県とちょっとしたご縁がありまして私達なりに応援できる事をと考えました。
そんな中、「復興祈願しました」というだけも何か足りない
「じゃあ福島県の餅米を使おう!」そう思い餅米を購入しました。
今回ご縁ありまして、福島県は"川俣町山木屋地区"の農家さんが作られた餅米を用いました。
足元が悪い中にも関わらず県内外、地域の方とたくさん方々が駆けつけてくださいました。
そしていよいよスタート。
まずは世話人様、信者様がお供えくださいました餅米にて
感謝の気持ち並びに迎えくる新年の平穏無事を願い2,3臼手打ちしました。
みんな気合いが入って、いい勢い!
参加くださった方々が持ち帰る鏡餅、試食餅を作りました。
そして2,3臼した所で登場しました!
福島県産"川俣町山木屋地区の餅米"
もちろん住職はじめ、参加者全員についていただき、みんなで早期復興を願いました!
そして出来上がった餅は、正月にお供えするべく、お鏡餅にしました。
その後は参加くださった皆様で鏡餅用に丸めたり、試食しました。
試食の感想は、とても歯ごたえがあり、甘みもあり、キメも細かい!
最高の試食でした。そして全員で食べた試食、皆が笑顔になり
「美味しい」「優しい味わい」「もうないの?」などなど様々な感想が聞こえてきました。
このような雰囲気で雨の中でも元気よく
そして楽しく笑顔いっぱいのひと時となりました。
より多くの方々に手つきの餅つきをしていただきたい
そして境内を笑顔いっぱいにしたいという思いも叶いました。
そんなこんなで当初は13時に終了の予定が
気づけば14時!熱中していました。
当日はいつ集合でもOK!いつ帰宅してもOK!という
アットホームな感じにこだわりましたが今年もこんな感じでやっていきたいですね!
当日の様子です。
他にも写真はありましたが、そちらはおいおい投稿していきます。
今回の目標は
日本文化の継承、東北・福島の復興応援と大きく分けて2つありました。
結果としては成功だったと思います。
厳密に言うと次回はもっと頑張ろうと思うところもありますが、
今回だけに限らずに恒例行事として毎年行なっていきます!
次回は令和2年12月30日に開催いたします!
次回は地域の方々、お子様など今年参加くださった方はもちろん
初めての方々も集まっていただけるように努力・精進していきます!
かなりの長文になってしまいました。
ここまでの御拝読、誠にありがとうございます。
今回、準備から片付けまでお力添えくださいました世話人様
福島県産のお米を提供くださいましたT様
そして当日参加くださいました皆々様
皆様のお力添えあっての今回の結果です。
本当にありがとうございました。
微力であっても
今後も私達にできる復興の応援、私達だからこそできる復興の応援を続けていきます!
そして次回は今年に実施します!
そして早めの告知も心がけます!よろしくお願いします!
田村寺、法龍寺、泉福寺では仏教事の法要はもちろん
このようなアットホームなイベントも行なっていきます!
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
それではこの辺で…
田村寺のお坊さんより